IPv4 アドレス枯渇間近に

2010年11月30日,IANA から4つのブロックが RIPE (欧州・中東)と ARIN (北米)に割り振られた.

5/8 RIPE-NCC
23/8 ARIN
37/8 RIPE-NCC
100/8 ARIN 

これで IANA にプールされているブロックは残り7ブロックとなった.最後の5ブロックは自動的に各 RIR に割り振られるので,実質残り2ブロックになる.もしかしたら年内に枯渇するかもしれない.

コメント

国内のISPさんからも「そろそろうちもおかわりしないと」という声がちらほら聞こえていますね.IPv4 の次の話0ジョンである IPv6 ですが,最近,国内のISPIPv6対応状況・予定をJAIPAが公表しました.早く広まるといいですね.IPv6 のサービス内容が IPv4 の契約に引きづられるようなことは勘弁して欲しいです.

枯渇具合については,IANA の unallocated blocs の数じゃなくて,NIR か,せめて RIR での unallocated アドレス数で評価してほしいなと思う.自動的に情報を集めて算出している人はいないだろうか.

細かいことだけど,割り振り (allocation) と割り当て (assignment) は違う.割り振りは上位インターネットレジストリから下位レジストリアドレス空間を分配することで,割り当てはインタネットレジストリがエンドユーザのネットワーク利用のためにアドレスを分配することだ.あきみちさんに言っておこう.

IPv4アドレスのIANA在庫、あと/8を2ブロック残すのみ - JPNIC
IPv4アドレス残り実質0.8%:Geekなぺーじ
IANA IPv4 Address Space Registry