FMV-BIBLO MG75XNでWindows VistaとUbuntuをデュアルブートにする

良い子は真似しないでください。自己責任で行ってください。
新しく我が家に来たこの子もUbuntuとのデュアルブートにしてあげたい。素直にいかなかったので手順を書いて残しておこう。
まず初期状態ではWindows Vistaがインストールされているのでそちらをセットアップする。このときのハードディスクの状態は以下のとおり*1

  • 1:EISA構成(16MB)
  • 2:EISA構成(1GB)
  • 3:ローカルディスクC(50GB)
  • 4:ローカルディスクD(98GB)

何が問題かというとパーティションがすでに4つ切られている点である。PC/AT互換機WindowsIBM機のパーティション制限を引きずっているので、プライマリパーティションが4つしか作れないのだ。拡張パーティションを作ってその中に論理パーティションでもつくればいいのだろうが、そのような知識がないし、そもそもWindowsLinuxだとパーティションの制限が違うので面倒を起こしたくないというわけで素直に4つのパーティションで使いたい。
となるとEISA構成が邪魔なので消す*2。おそらくこのパーティションにはVistaやこのPCのリカバリ情報が入っている。でも消す。リカバリディスクを使ってもこのパーティションは作られる。だから消す。
Windows側からは触れないので、UbuntuをCDブートしてGPartedで作業する。

  1. EISA構成のパーティションを消す。
  2. 跡地をlinux-swapにする。
  3. Dドライブを70GBに縮小する。
  4. 残りをext3でフォーマットする(CとDの間に16MB程度の空白ができる)。

こんな感じ

  • sda2:linux-swap(1GB)
  • sda3:ntfsローカルディスクC(50GB)
  • sda4:ntfsローカルディスクD(70GB)
  • sda1:ext3(28GB)

注意したいのはlinux-swapが先頭にあるのが気持ち悪いからといってCを先頭方向に拡張しないことだ。これをするとVistaが起動しなくなる*3
次にsda1:ext3Ubuntuをインストールする。再起動するとUbuntuのディスプレイ表示がめちゃくちゃにバグったが、一旦Vistaを起動してあげると元に戻った。
これにてデュアルブート環境の構築は完了である。

*1:HDD160GBモデル

*2:今のところ不都合は確認されていない。

*3:経験者は語る。やってしまった場合はリカバリディスクの「ハードディスクデータ消去」を行ってから、「領域変更」を行い、「リカバリの実行」を行って初期状態に戻す。