UbuntuでwineでIrfanViewを使ってみる

IrfanViewをデフォルトの画像ビュアに設定しちゃおう

手軽さと圧倒的な機能とを兼ね備えた万能画像ビュア&編集ソフト、IrfanViewは欠かせない。Windows専用ソフトだが、Ubuntuでもこいつを使ってみたくなった。以前のwineの動作確認でIrfanViewはほぼ完璧に動作していたので尚更だ。しかしながらコマンドラインでwineを起動して、いちいち[ファイル]->[開く]から開くのは面倒である。ドラッグアンドドロップもうまく動作しない。というわけで今回はIrfanViewをデフォルトの画像ビュアにしてみよう。
まず初めにIrfanViewをインストールする。IrfanView 日本語版のページからZip圧縮ファイルを拾ってくる。それを /home/yuyarin/bin/ に展開する*1。ひとまずはwineにIrfanViewをインストールするためにコマンドを叩く。

~$wine /home/yuyarin/bin/iview410j/i_view32.exe

これで起動を確認。
次に、以下のスクリプトを書いて /home/yuyarin/bin/ に IrfanView という名前で保存する*2

#!/bin/sh
IRFANVIEW="/home/yuyarin/bin/iview410j/i_view32.exe"
ROOT_DRIVE="Z:\\"
for arg
do
wine "$IRFANVIEW" "${ROOT_DRIVE}$(echo "$arg" | sed 's/\//\\/g')"
done

保存した IrfanView で右クリック->[プロパティ(メニュー)]->[アクセス権(タブ)]->[プログラムとして実行できる]をチェックして、実行可能にする。
最後にファイル・ブラウザ(nautilus)で例えばjpgファイルを右クリック->[プロパティ(メニュー)]->[開き方(タブ)]->[追加(ボタン)]->[コマンドを指定する(文字)]->[参照(ボタン)]でダイアログが開くので、先ほどの /home/yuyarin/bin/IrfanView を指定する。ラジオボックスのコントロールIrfanView が追加されるので、これを選択して閉じる。ファイル・ブラウザでダブルクリックするとIrfanViewでjpgファイルが開ける。あとはpngとかgifとかbmpとかにも同じことをしてあげる。
これで快適画像加工ライフ。


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wineのインストール方法はこちら↓。
wineを使ってUbuntuでWindowsのソフトを動かしてみるテスト

*1:ディレクトリ構成はご自由に。デュアルブート環境でWindows側の実行ファイルを直接呼び出すと、Windowsで変なことがおこる可能性がありるので(前回の動作確認では多少不具合が出た)/home/yuyarin/bin/ に置くようにしている。

*2:お使いのバージョンやユーザ名に応じて適宜書き直してください。また保存するファイル名もお好きなようにしてください。